なんのために「中庸」を目指すのか

なんのために生まれて なにをして生きるのか
答えられないなんて そんなのはいやだ byアンパンマン


そもそも「中庸」とは?
ブログのテーマでもあり、わたしが食、身体、命において目指すことなのですが、これを書かないことにははじまらない…と思いつつ、なかなかまとめられずにいました。

「中庸」とは、平たく言うと「バランスが取れていること」です。
では、何のバランスでしょうか?

千坂式因果法では酸性、アルカリ性と陰性、酸性のバランスを取っていきます。
もちろんここのバランスを取ることが重要なので、わたしは千坂式因果法をレシピの基礎に据えていますが、この他にも中医学やカイロプラティックを始めとする統合医療、分子矯正精神医学の考え方を加えて毎日食べるものを決めていきます。

いろいろな考え方を加え、食事を作り、なにを中庸にしようとしているのか?
体内のphや陰陽バランスはもちろんですが、わたしが食事を通して中庸にしていきたいものは「自律神経」です。


自律神経とは?
心臓の拍動をはじめ、消化管の働き、代謝や体温調節、免疫系など、人間が生命を保つ上で欠かせない働きをする神経です。
脊椎を通って全身の各部に張り巡らされており、自動的、反射的に動くため自律神経と呼ばれています。

この自律神経は2つの神経から成っています。
交感神経と副交感神経です。

交感神経は昼間活動する時や興奮時に優位になり、副交感神経は夜眠る時やリラックスモードで優位になる神経です。
このバランスが取れている状態では、人間は健康に、宇宙の規則に従って昼間は活動し、夜は眠ることが出来ます。
しかし、このバランスが崩れてしまうと、疲れ、不眠、不安や、身体の各部の不調(頭痛、めまい、ふらつき、ほてり、便秘、下痢、関節痛など)が出てきます。全身に張り巡らされている神経なので、身体のいろいろなところに症状が現れやすいです。

原因は肉体的なストレス(怪我や気温など)をはじめ、精神的なストレス、環境(花粉や大気汚染)、食品(食品添加物や甘いものの摂りすぎ、コーヒーなど覚醒物質の摂取、偏った食事)、生活習慣(姿勢、癖、不規則な生活など)などさまざまです。

わたしはこのうち食事に注目しました。
食事だけで自律神経をすべて中庸にさせることは難しいと感じていますが、食事で8割がたバランスを取っていけると確信しています。なぜなら、食事は「身体」を通じ、体調、思考に波及し、「こころ」にまで影響を及ぼすからです。

食事がこころにまで影響を及ぼす…こう言うと飛躍しているので、信じられない方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、この関係性はさまざまな医学で関連付けられてきました。
例えば、中医学では五臓に対応する五志があります。
分子矯正精神医学では、脳脊髄液に含まれる化学物質の量によって、人間の精神状態が変化するとしています。
「シュガーブルー」とは、砂糖のとりすぎで血糖値が不安定になった結果、うつ病や自律神経失調症様を呈することを言います。
食べたもので出来ているのは身体だけではなかったのです。身体とこころが一体である以上、こころも食べ物に影響を受けます。


それでは、なぜ食事で自律神経の中庸を目指していくのでしょうか。
たとえば、自律神経が乱れて医者にかかると、自律神経失調症だと診断され、抗うつ薬や睡眠薬を処方されます。
これは西洋医学的に言って正しい処置ですし、否定しようとは思いません。

しかし、自分の体調不良の経験から、対処療法ではなく、原因療法を追求したいと考えました。

わたしは歯科においても、「原因を追求する」考え方こそが必要だと考えています。
「この部位が虫歯になった原因はなにか?」「歯ぎしりをする原因は何か?」「ここの歯が揺れだした原因は何か?」
ひとつひとつを分けて事象で見ていけば治すだけになりますが、その病気にかかった歴史を見ていくことで、「原因」を探っていきます。原因がわかれば、治したあとに同じ病気にならないように対策することが出来ます。患者さんにも対策を教え、治す過程でも対策していくことで、次の虫歯や歯周病を「予防」していくことができるのです。

これと同じで、自律神経が乱れる原因は何か?を探っていって時に、さまざまな候補があるなかで、身体の基礎となる「食事」に着目しました。命をつくる基礎となる食事を正すことで、他の要因も正せる可能性が高くなり、また正しやすくなります。
現在いろいろな考え方を勉強しながら、「食事による自律神経の中庸実験」を繰り返しています。


ここまでいかに「食事で自律神経を中庸にして健康になること」が目的であるかを書きましたが、実は目的はそれだけではありません。その先の目的があります。
結局わたしは、「自律神経を中庸にする」→「健康になる」→「なににもとらわれずに自分の人生を楽しく生きる」ことを押し広げていきたいのだと思います。わたしが何のために生まれて何をして生きたいのか?ごめんねアンパンマン、それはまだハッキリとは言えないけれど、健康になることで可能性が広がるのは確かです。

「よく眠れるようになったら早朝ウォーキングをしたい」「肩のこりがなくなったらヨガの上級者ポーズに挑戦したい」「偏頭痛が治ったら海外旅行に行きたい」など…諦めていることがあるあなた。
「なににもとらわれず自分の人生を楽しく生きる」ために、一緒に中庸を目指してみませんか。




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