「安保徹の食べる免疫力」を読んでみた

土偶と埴輪が大好き。おはようございます!ゆきじです。
土偶と埴輪は全然関係ないのですが、今日はこちらの本を紹介します。

安保徹の食べる免疫学
著者:安保徹

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表紙でなんとなくわかりますよね。そう、おにぎり
だいたいね、みんな表紙に一番大切なものを持ってくるんですよ。幕内先生もおにぎりだったんですけど、安保先生もおにぎりです。平たく言えば「米を食べよう」系の本!

著者は2年前に急逝された安保徹先生。新潟大学歯学部の教授で、「白血球の自律神経支配の法則」を発見された方です。この発見はつまり「自律神経が免疫系を支配する」ということで、自律神経のバランスを取ることで免疫力が上がり病気になりにくくなるという大発見でした。

(【興味のある人向け】白血球の自律神経支配の法則を詳しく:自律神経は交感神経と副交感神経で構成されますが、交感神経優位になると白血球の一員である顆粒球が優位になり、その貪食作用により活性酸素を放出します。免疫系において活性酸素はなくてはならないものですが、多すぎるとガンなどの病気の原因となります。また副交感神経が優位になると今度は白血球の一員であるリンパ球が優位になり、過剰なアレルギー反応が起こりやすくなります。どちらかに振り切りすぎるとよくないので、この両者のバランスを取っていくことが大切なのです)

そこでですね、安保先生はどうやったら自律神経がバランスを保てるかを考えました。この本にも紹介されている方法として爪もみとか、頭のツボ押しとかいろいろあるのですが、「食」によっても自律神経を中庸に保てるんですね。

具体的には、以下のものを日々のご飯の中心に置くことで、自律神経のバランスが取れ、免疫力が上がるとされています。
①玄米
②ししゃも、コイワシなどの丸ごと食品
②味噌や納豆などの発酵食品
④わかめやきのこ、野菜など食物繊維
⑤少量のすっぱいもの(梅干し)、苦いもの(しそ、ニガウリ)、辛いもの(しょうが、ねぎ、からし)


その他、体温をあげると免疫力が高まることから、冷たい飲み物はやめて常温~温かい飲み物を摂ることや、適量の水分を摂取すること、楽しく食事をすることなども書いてあり、食事において二大重要項目である「何を」「どう食べるか」がわかりやすい。ちなみに体温は1℃上がると免疫力は5倍以上になります。脇の下で36.5℃が理想。36℃以下の低体温の方は免疫がうまく働いていない状態にありますので注意が必要です。

先に紹介させていただいた幕内先生の「病気にならない食べ方」と同じくレシピも載っており、理論と実践がいっぺんに学べる本となっていますので、オススメの一冊。
ご飯を中心に考え、和食回帰とひとくくりにしてしまえば幕内先生と安保先生の理論は同じ枠組みの中にあります。違いとして、幕内先生は「病気の原因である脂質と糖質を減らす食事をしよう」という考えが主軸ですが、安保先生は「自律神経のバランスを整え免疫力を高める食事をしよう」という考えをもとに理論とレシピを展開されています。この二つがだいたい同じレシピに行きつくというのは面白いことだと読みながら感じていました。

中庸であることの大切さと難しさ。自律神経もそうですが、なにごともバランスが、中庸が大事であると感じています。


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