妊娠性痒疹が出た話

こんばんは、ゆきじです。久しぶりの投稿になりました。
お腹の中のひとは無事に7か月に入ったものの、平成最後の夏は妊娠性痒疹に侵されていました。


☆妊娠性痒疹とは☆
かゆみの強い発疹が主に四肢、身体の両側にでき、ひっかいているうちに次第に固く赤茶色の発疹(痒疹)になり治りにくくなる。
治療は主にステロイド剤を用いる。出産後は軽快することが多いが、次回の妊娠時にだいたい再発する。
妊婦の100人に1~2人が罹患すると言われ、アトピー性皮膚炎との関連が示唆されている。


わたしはアトピー性皮膚炎と診断されたことはないですが、生まれつき肌が弱く、小さいころは皮膚科によくお世話になっていました。中高生になって皮膚科へは行かなくなったもののニキビに悩まされ、大学生の時にはめちゃめちゃに疲れたときに腕や足に発疹が出たりしていたので、今のところ肌にできものは慣れっこの人生を歩んでいます。
そもそも妊娠中はホルモンバランスが崩れ、肌が乾燥しやすかったりかゆみが出やすかったりするものだそうです。妊娠性痒疹以外にも、妊娠性そう疹症、多形妊娠疹など、妊娠性のかゆみの病気は意外とあります。

でも、なってみるまで「妊娠性痒疹」という病気を知らなかったのです。
聞いたこともなかったな~歯科で聞く皮膚疾患って掌蹠膿疱症くらいかな。歯も表皮も同じ外胚葉からできてるのに悲しいよね。

最初は左腕にぷつぷつが出来たので、ダニだと思ったんです。
平成最後の夏、めためたに暑くて普通ならダメにならないものがいろいろダメになったし(歯科の薬剤とかも普通なら溶けないのにこの夏は溶けてダメになったものがあったり)、いままでダニとか家で出たことなかったけどこの暑さでついに…と思い、ダニに効く布団乾燥機を即購入。布団を洗いまくり乾燥しまくましたが、腕のぷつぷつは足、腹に広がっていきました。
寝てる間にかきむしったのか、ぷつぷつはいつしか茶色の丘疹になり、かいたところから広がっていく始末。だいぶ掻き続けたころにようやく「もしかしてこれ、ダニじゃない?」と気付き、皮膚科へ。(余談ですが今年度から医科のどの科にかかっても「妊婦加算」が上乗せされてるんですよね。歯科にはないのになぜ医科にだけ妊婦加算があるの…)

皮膚科に行ってみると、「妊娠性痒疹」とのこと。呼び水はお盆にかかったなぞの風邪ウイルスだろうと言うことでした。
ステロイドの軟膏を出していただき、塗りたくる日々に突入します。でもべったべったするし、丘疹は塗りだして2,3日で収まったのですが、かゆみはなかなか止まらなかったのでもだえる日々は続きました。一進一退、良くなっているのか悪くなっているのか微妙なところで、この間も痒疹は広がっていきました。
調べてみても基本的に「産んだら治る」ので、有効な論文もないのです。妊娠という女性限定の特定の時期の中のさらに特定の時期の100人に1人に限られるし、研究も難しいんだろうな。顔、首など白衣から見える場所に出来ないのがラッキーと思いつつ、かゆみをこらえながら診療する毎日でした。

べたべたする割にかゆみに対して効かないステロイドを使うのもしんどくなってきたので一週間くらいで早々とステロイドを諦め、はちみつやホホバオイルを塗りつつ食事療法に走りますが効果なし。そんなこんなで1か月ほどもだもだしたあと、同じく妊娠性痒疹で苦しむ妊婦さんのブログをあさってみて「ウナクールが効いた」との記事を発見し、半信半疑でドラッグストアにてウナクールを購入。
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これがめちゃめちゃかゆみに効きました!!!
塗った直後はかきむしった傷にしみてめためたに痛いのですが、そのあとスーッと痛みが引いてきて、半日ほどまったくかゆくない状態に。久しぶりにかゆみのない時間を過ごせて、涙が出るくらい嬉しかった…。かゆみって痛みよりどうしようもないし、寝てる間に無意識にかいちゃって本当に困っていたんですけど、もろこしヘッドに救われました。ありがとうもろこし。

成分を見てみると、リドカイン(麻酔薬)とジフェンヒドラミン(H1ブロッカー)。免疫系の末端で麻痺&抗ヒスタミンするほうがアラキドン酸カスケードを上位で抑制するより効果があるなんて思ってもみなかったよね。そういうわけで今わたしの中で効くお薬ランキング一位は麻酔薬です。歯科でも毎日使うし麻酔薬ってすごいな~。医科で処方されるステロイドよりドラッグストアで買うリドカインのほうが効くっていうのは医学の負けっぽいなと思いました。

お試しで買ってみたウナクール30mlを4日で使い切り、その後ドラッグストアの第2類、第3類医薬品に味を占めたので片っ端から購入していろいろ試してみましたが、結局効いたのはウナクールとメンソレータムADボタニカルの二つでした。メンソレータムADボタニカルも基本成分はリドカインとジフェンヒドラミンです。
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メンソレータムADボタニカルはクリームと乳液と二つ買いましたが、どちらも同じく効きました。乳液のほうがさらりと塗れますが、クリームのほうが持ちが良いような気がするので、その日の調子によって使い分けています。

今は丘疹は完治し、かゆみで悩むこともほぼなくなり、色素沈着を残すのみになりました。色素沈着も日に日に薄くなってきていて、良い感じです。そろそろリドカインとジフェンヒドラミンからも卒業して、ホホバオイルに戻そうかと思っています。

以上が平成最後の夏の思い出の一幕です。
これは多分わたしだけじゃないと思うんですけど、肌が綺麗じゃないというだけですっっっごいテンション下がります。でも時間が解決することもあるし、あんまりシリアスになりすぎずに、麻酔薬で気を紛らわしながら生きていくのが妊娠性痒疹を乗り切るコツなんじゃないかと思います。かゆかったけど、いろんな学びがある妊婦生活だな~と感じています。


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