安保徹の「人が病気になるたった2つの原因」を読んでみた

広島の桜も散りかけ。どうもこんばんは、ゆきじです。
このブログを書いたら、散る桜の中をランニングしてこようと思っています。今年は桜の時期に雨が降らず、ずっとお花見可能状態が維持できていてラッキーでした。

さて、本日はこちら。
「人が病気になるたった2つの原因」 著者:安保徹
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自律神経による白血球支配の法則を発見された安保先生の著書です。以前にはレシピ集をご紹介しましたが、この本は良い意味でレシピ集を超えます。なぜなら「ひとが病気になる原因は食事ではなく、生き方であるからだ」と断言するから。

タイトルの「2つの原因」とは低酸素状態、低体温状態のことですが、この状態は自律神経の乱れによって起こります。自律神経は二種類あり「交感神経」と「副交感神経」に分かれますが、交感神経は昼間や興奮状態ではたらき副交感神経は夜やリラックス状態で働く神経になります。この二つの神経のバランスが取れてこそ、ひとは健康を保てます。

もっと詳しく言いますと、交感神経優位の時のエネルギー系は酵素のいらない解糖系であり、こちらは嫌気性のサイクル系になります。嫌気性のサイクルなので細胞が一時的に無酸素状態になりやすく、低酸素状態、低体温状態になりやすくなります。ちなみにがんも酵素を使わず増殖するので、こちらのサイクル系が優位の時に発生、増殖すると書いてあります。

対して副交感神経優位の時のエネルギー系は酵素を必要とするミトコンドリア系で、こちらは好気性のサイクルになります。こちらは酸素を必要としますので酸化が起こり、サイクルが回れば回るほど老化します。(酸化とは老化のこと)

どちらが良い、悪いわけではありません。どちらも必要で、この二つのバランスが崩れたときに体内の恒常性が働いた結果、病気ができるのです。病気は体の失敗作ではなく、ある偏った状態が続いたときに身体がその環境に適応しようとした結果の現象であるとしています。
病気を悪とし、悪の部分だけを切って貼ってもその原因は「自律神経が偏る生き方」にあるので、原因を見ないまま対症療法のみを続ける現代の西洋医療だけに振り切れた日本の医療に一石を投じています。

病気になることは己を知ること。現代医療は著者にここまで言わしめました。そして読者の生き方に対する意識革命を起こそうとしています。
がんや糖尿病についてもこの視点で詳しく書かれていますし、白血球の自律神経支配も面白かったけれどエネルギー系の話にまで結びつくとより面白いので、興味のある方にはぜひぜひおススメです。

【余談①】
「ミトコンドリア系は生命の進化に反するとても効率の悪い生き方であると知る必要がある」と書いてある部分があるんですね。がんばっちゃう人は解糖系だけがぎゅんぎゅん回っていて、交感神経優位で、一息入れることが苦手な方が多いんだと思うのですが、その結果としての低体温低酸素→がん、糖尿病、高血圧などの適応現象が起こる。だからそういう方に必要なのは、「効率の悪い生き方」だと説く、これ愛以外の何物でもなくないですか。語彙力が貧困なのでだいたいすごく大きなエネルギーはわたしの中で軽率に愛に分類されるんですけど、ミッションへの動機とか発見そのものですらも愛じゃないですか。何言ってるかわかりますかね。自分でも半分わかってるようでわかってないかも。

【余談②】
ミトコンドリア系が呼吸に関するエネルギー系なので、瞑想や悟りもこっちの系にうまくアクセスすることが出来れば可能なんじゃないかなと思いました。あっもしかしてわたし効率の良い瞑想や悟りの仕方を探してる?かくいうわたしも効率の悪い生き方が苦手だったタイプです。でも瞑想興味あるな~。ミトコンドリア系に話しかけてみようかな。

【余談③】
野菜を食べるとカルシウムが取れる理由、野菜に含まれる微量放射線元素のカリウム40が放射性崩壊によりカルシウムになるからっていうの、はじめて知りました。物理も生物も結局最後は化学に行きつくんですよね。
こんなの絶対面白いやつじゃないですか。カリウムとカルシウム並んでてえらい。すいへーりーべ僕の船。

【余談④】
交感神経優位になるとノルアドレナリンやアドレナリンが分泌され血管収縮が起こった結果低酸素低体温になると書いてありますが、スタンフォード大学のケリーマクゴ二ガル氏は「ストレスは体に悪いものではない」とマインドセットをすることで、NAやAが分泌される闘争・逃走反応ではなく、DHEAが分泌されるチャレンジ反応が起こるとしているので、それを踏まえるとやっぱり重要なのは生き方というか捉え方ですかね。人生と自分に対する捉え方。ケリーマクゴ二ガル氏の主張は「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」に書いてあります。これは知り合いの先生からオススメしてもらったのですが、めちゃめちゃいい本なのでめちゃめちゃオススメです。


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