自分に対して興味を持てたなら

突然ですが、わたしのお世話になった産院のマクロビ食です。
美味しそうでしょ~。
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実際めちゃめちゃ美味しいし、低カロリーなのに満腹感もあるし、便通がものすごく良くなるのでお手洗いの際、会陰切開の傷を気にしなくて良い…!なんて素晴らしいんだ。

と産院で感動したので、食事について考えました。

切迫早産で梅干しの黒焼きを食べまくってたときに(→詳しくはこちら「切迫早産を改善する食べ物のお話」)、人生の時期や体調によって必要な食べ物は日々違ってくると言うことを強く認識しました。
もう少し丁寧に言うと、三次元的に生き続ける限りベストの状態など幻想で、暫定的に生き続けるしかなく、その日その時で必要な栄養素およびエネルギーは変わってきます。「健康」という果てしのない概念に対してわたしたちができることは、必要であるものを(自主的にあるいはプロの手によって)見極めて介入し、一番良い状態に持って行った上で、暫定の中に存在するブレを少なくしていくことしかないのではないかと思っています。

結局、正解はないんですよね。
「これを食べておけば長生きする」「この栄養素で痩せる」とか、そういう一辺倒のものではなく、その時に合うものを合うぶんだけ食べることができたなら、それが一番なのかなと思います。「あらゆるものは毒であり、毒無きものなど存在しない。あるものを無毒とするのは、その服用量のみによってなのだ」と毒性学の父であるパラケルススも言ってます。量も質も毒も薬も、体調も体質も年齢も趣味嗜好も地域も季節も気温もストレスもぜんぶひっくるめて、ベストなものを選べるような力をつけていけたら良いなと思います。

しかしてどう選ぶかなんですが、その選択基準の中にも、軸があればわかりやすいですよね。
情報過多のこの時代に、本気で調べようとすればするほど方向性を見失ってしまうような気がしています。なので最低ひとつは軸を持って、基本をブレないようにしていくことで、取り入れやすくなるのではないかと考えます。ちなみにいまのわたしの基準は「一汁一菜(玄米+味噌汁)」になってます。

また、どうしても医療者なので医療者側からの視点で物事を考えちゃうのですが、このたび妊娠したことで継続的に患者側を体験し、患者側にもアクションが必要なことがわかりました。
歯科には「デンタルIQ」という言葉があって、 歯周の疾病や予防に対する患者意識の理解度、認知度のレベルのことを指します。一般的に都市部ほど高く地方に行くほど低いとされていますが、歯科に関してだけでなく、病気や健康に対する意識を高めていくことが患者側に必要だと感じました。

医者からの説明を待ってるだけ、医者に従ってるだけでは足りないんですよね。情報過多は良い部分もあって、「OKグーグル」と言えば(取捨選択すべきではありますが)情報はたくさん手に入ります。妊娠中は毎日更新される妊娠アプリなるものがあったので、これで得た情報で身体の中で何が起こっているか、何が起こりうるか知ることができました。知ることで安心する部分もあったりするので、こういうツールをもっと精度よく使っていくようになるためにはどうすればいいのかなあと思っています。特に無料のアプリだと広告と結びついてるので情報の見極めも大切にはなりますが… 。知識になりうる情報があれば、食事にしろ治療方針にしろ、自分の身体をどうベストな状態に持っていくかが選びやすくなると思うんですよね。

歯科は治療方針が雑多に存在するしいろんな考えのDr.がいるので難しいかもしれないけれど、もう少しいろいろ煮詰まってきたら、そういう患者教育としての発信もしていければ良いな~と思っています。歯があって身体があるわけじゃなくて、身体があって歯があるので、「デンタルIQ」じゃなくって「統合予防IQ」みたいなものを高めていけるように、もっと自分の身体に起こっていること、起こりうることに興味を持ってもらえたら。情報の並列化の果てに個を取り戻すための一つの可能性が好奇心だって少佐も言ってるし…。

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