最近読んだ本まとめ、行動経済学から顎顔面の発育まで

*子どもの人生は腸で決まる~3歳までにやっておきたい最強の免疫力の育て方~
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だいたい子どもの○○は3歳までで決まるってよく聞く。3歳で乳歯列は完成するし、神経系は80%発育するし、マイクロバイオームも整うし、3歳が人間の基礎ができる目安の時期なのかもしれない。
栄養=遺伝ってなんでだろう?習慣は受け継がれていくからかな?ってなんとなく理解してたんだけど、この本で言うとマイクロバイオームが受け継がれていくからなんだなー!そりゃそうかー!と思いました。太ったマウスに痩せたマウスの糞便を移植すると、太ったマウスが痩せるという研究結果がちょっと前に話題になったけれど、「太るのにも菌が必要」ってことなので、食事の嗜好や習慣だけでなくて菌的な意味でも栄養=遺伝と言うことが理解できたのでした。

食物繊維を摂れば炎症性の細菌が減り、高脂肪・高糖質食では健康なマイクロバイオームは育たないそう。炎症性の細菌が増えると言うことは歯周病や虫歯や早産その他もろもろの疾患のリスクがあがるということ。この本には「食物繊維をたくさん摂れ」って書いてあるけど、高脂肪・高糖質になりにくい基本の一汁一菜(しかも味噌はマイクロバイオームちゃんに良い発酵食品だし)が良いのではないでしょうか。と思いました。

マイクロバイオームは肝臓の概日リズムを変え、その結果身体の恒常性が崩れ、脂肪の蓄積が起こる。食事療法でこれを変化させるには最低9か月続けないとダメだそう。マイクロバイオームが変化し安定するまでの期間がこのくらいなんだって。例えば「ダイエットして体質が変わる」って聞くけど、それって食事を変えたことでマイクロバイオームが変化したことに起因するのだろうな。

他にも、
・腸は第二の脳→マイクロバイオーム変化によるホルモンレベルの変化
・食物アレルギーは食べるより皮膚から接触したほうが起きやすい→皮膚は第三の脳
の関連性に対しても理解が深まった。

あと母乳は赤ちゃんのための食べ物ではなく、赤ちゃんの腸内細菌のための食べ物っていうのが面白かったな。母乳にはヒトミルクオリゴ(HMO)が含まれているけれど、これは消化できないもので、プレバイオティクスとして働くだけらしい。わたしたち生まれたときから細菌の乗り物じゃん…。ミームだけに乗られてるんじゃなかったんや…。これが免疫系と脳の発達に関与しているそう。それからDHAは摂取量に比例して母乳から出るそうなので、さかなさかなさかな♪さかなを食べよう~♪

最後に、「時短家電は買え」がにのみや家の家訓だったけれど、食器洗い機や洗濯乾燥機は高温で乾かすためマイクロバイオームちゃんたちが死滅してしまうらしい。便利の弊害…!時短家電の悪いところ、初めて見つけたよ…。


*アリエリー教授の行動経済学入門

面白かった!環境で行動が変えられるのはカルテにも言えることで、いかに書きやすく診断しやすいカルテを作るかを最近考えている。環境に依存した医療事故なんかも環境を変えるアイディアによって無くなればいいよね。
「なぜヒトは歯を磨くのか?」→「虫歯になりたくないからではない。ミントの爽快感が欲しいからだ」えええ~そうなの~。。。でも逆に言えば好きなフレーバーを見つければ歯磨きをするモチベーションに直結するよね。そういう提案もしていけたら良いなあ。いろんな歯磨き粉買ってみようっと。


*プロフェッショナル仕事の流儀1

言わずと知れたTV番組の書籍版。TV番組を見たことがあると、あの語り口と「ポーン」っていう最初の音、スガシカオの「Progress」が余裕で脳内再生可能。パティシエの杉野英実さんの言葉「神は細部に宿る」が一番、わたしの思う歯科治療に近いな。そうだ、神は細部に宿るのだ。ボンディング塗布後の5秒のエアー乾燥だったり、発育葉を意識した充填だったり、三点接触を与えたり…。2は量子物理学者の取材回らしいので2も近日中にポチります。


*言葉でわかる「話を聞かない男、地図が読めない女」のすれ違い

男心、女心だけじゃなくて、他人と心を通わせることは基本的に違いを認めていく作業だと思う。「こういう考えの人もいるんだなあ」と参考になった。心理テストで「男脳が優勢」という結果になったけどそんな気はしていた。しかし地図は読めない。グーグルマップがある世界線に生まれてよかったと心底思っている。ありがとうグーグル。


*顎顔面の成長発育

中顔面の発育、面白かったー。矯正だって自由自在に動かせるわけじゃないし、成長する力をどう利用するかってことを考えてやっていけたら良いな―と思う。歯だけじゃなくて頭蓋骨ぜんぶの問題という意識を持ちつつ。
海外の教科書って語り口が独特だし、急に「その話、いまここで書くん?」みたいな項目があるので面白いなと思っている。わたしが読んできた日本の教科書が真面目すぎるんかな。みんなもっと自由に教科書書いてほしい。


*ママになった歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士が伝えたい!食育と虫歯予防の本

離乳食を始めたので読んでみた。やはり3歳までは「砂糖なし」で食育をするのが良いとのこと。生後4~7か月の間に「味覚の窓」という時期があり、いろいろな味覚を積極的に受け入れられる時期らしい。なのでかぼちゃとか芋とか後からでも好きになれる甘いお野菜じゃなくて、にんじんとかセロリとか、甘みのないお野菜を試していくには良いそう。ちなみにこの時期を逃すと味覚の窓は閉じちゃうみたいです。虫歯なしで育ってほしいな~。


時間の使い方がわかってきたのか、最近はいっぱい本読めて嬉しい!

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